fc2ブログ

川浦教育システム・えいごはうす

岸和田市・春木にある個別学習塾、「川浦教育システム」のブログです。ネイティブ講師による英会話教室「えいごはうす」も併設しています。

大阪府高校入試情報

Posted on 

大阪府高校入試情報

こちら のPDFファイルでもご覧いただけます。

(1)高校再編計画・・・さらに大阪府立・市立8高校を再編

 大阪府教育委員会は8月30日の教育委員会議で、定員割れが続いて再編整備の対象となっていた勝山高(大阪市生野区)と、施設の収容能力上の課題から募集定員を拡充できなかった桃谷高(同)の多部制単位制I部・II部を統合する方針を固めました。新設校は勝山高の校舎を使用し、2020年度に生徒が柔軟に授業を選択できる多部制単位制高として開校予定です。これは、松井一郎知事が橋下徹前知事から継承した教育改革の一環として、3年連続で定員割れし、改善の見込みがない高校を再編整備の対象にすると定めた府立学校条例などに基づく措置です。なお、桃谷高は多部制単位制(Ⅲ部)を改編する夜間定時制、通信制として存続する予定です。

 一連の教育改革では、同条例や現行の再編整備計画(2014~18年度)に基づいてこれまでに8校の募集停止が決定。池田北高(池田市)と咲洲高(大阪市)はすでに閉校し、西淀川高(大阪市)と大正高(大阪市)が募集停止中。柏原東高(柏原市)と長野北高(河内長野市)は来春の入試から募集を停止し、大阪市立西高と南高(ともに大阪市)の募集停止も決まっています。

 会議ではこのほか、少子化で2024年度には公立高の総募集定員を現在より2630人少ない4万560人にする必要があると試算され、2024年度入試までの5年間で府立高と大阪市立高の8校程度を新たに募集停止とすることなどを盛り込んだ再編整備計画案も了承されました。対象となる高校のうち勝山高以外の7校は未だ決まっていません。11月までに府、市の教育委員会会議でそれぞれ正式決定する予定です。

nittei.gif

(2)2019年度入試の主な変更点

<公立高校>
大阪市立水都国際高(大阪市): 公設民営の中高一貫校として開校、グローバル探求科(特別選抜)

<私立高校>
大谷高(大阪市): 女子校、高校3ヵ年課程を新設、プレミアム文理コース・アドバンス文理コース
樟蔭高(東大阪市): 女子校、特進コース→国際教養コース、アートスポーツコース→身体表現コースに変更
大阪偕星学園高(大阪市): 共学校、総合コース→進路探求コースに変更、文理進学コース新設
大阪学芸高(大阪市): 共学校、国際科(ダブルディプロマコース/1年留学コース)を新設
和歌山信愛高(和歌山市): 女子校、受験科目が3科目と5科目の選択制に

(3)2019年度 公立高校入試実施要領

 大阪府は10月15日、2019年度大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項を公表しました。昨年度に続き、インフルエンザなど罹患患者に対する追検査が実施され、新たに性的少数者の受験生に配慮するため、入学志願書の性別欄が廃止されます。
特別入学者選抜(=特別入試)は、出願期間が2月13日・14日(音楽科は2月5日と6日)、学力検査が2月19日、実技検査や面接が2月20日など、合格発表が2月27日に行われます。

 一般入学者選抜(=一般入試、全日制、多部制単位制III 部、定時制)の出願期間は、3月1日・4日、および5日です。志願者は、入学志願書、自己申告書、入学検定料のほか、英語資格(外部検定)を活用する場合は証明書の写し(中学校校長が原本と相違ないと証明したもの)などの必要書類を志願先高等学校長に提出します。郵送による提出は不可です。選抜のための学力検査は、3月11日に実施します。国語、数学、英語(リスニングを含む)、理科、社会の5 教科で、配点は各90点。国語・数学・英語は、A「基礎的問題」、B「標準的問題」、C「発展的問題」のうち、各校が使用する問題を選択します。各校の学力検査問題の種類、
学力検査の成績と調査書の評定にかける倍率のタイプについては、実施要項に一覧が掲載されています。たとえば、岸和田高校(文理学科)は、国語・数学・英語いずれもC「発展的問題」を実施。倍率は「Iタイプ」で、学力検査の成績が1.4倍(630点満点)、調査書の評定が0.6倍(270点満点)となっています。

 学力検査などの当日にインフルエンザなど出席停止の扱いが定められている感染症を罹患した志願者については、追学力検査、追小論文、追面接の3種類の検査方法を設けます。ただし、すべての検査を受けなかった者に限り実施され、検査を一部でも受けた者は対象外です。追検査の出願日は3月12日。追検査受験願と学力検査当日に感染症に罹患していたことを証明する書類が必要です。また、提出時には、一般選抜の志願先高等学校の受験票を提示。追学力検査、追小論文、追面接の検査実施日は、いずれも3月17日。

 一般入学者選抜の合格者発表は、3月19日各高等学校にて実施。追検査の合格者発表は、全日制課程が3月19日午前10時より、多部制単位制III 部(クリエイティブスクール)が3月19日午後2時より。なお、追検査受検者は追検査出願時に発行された受験番号による発表となるため注意が必要です。

(4)2019年度 公立高校入試募集人員について

 大阪府教育庁は11月9日、2019年度大阪府公立高校の募集人員を発表しました。全日制課程などの昼間(全日制、多部制単位制I・II 部および昼夜間単位制の一部)の人員は、前年度比1440人減の4万1750人で、大阪府内の2019年度私立高校の募集人員2万5172人と合わせた公私トータルの募集人数(昼間)は6万6922人となり、府内公立中学校卒業者の府内進学予定者数6万2780人を上回ることが確認されています。

 募集学級数(昼間)は、前年度比36学級減の1044学級。このうち、普通科(普通科総合選択制を含む)は前年度比33学級1320人の減となります。学校別では、勝山、渋谷、箕面、山田、大冠、摂津、牧野、緑風冠、交野、みどり清朋、八尾、大塚、藤井寺、堺西、堺上、佐野、貝塚南の17校が1 学級減。柏原東と長野北は、募集停止により各5学級減。牧方なぎさは、6学級を総合学科に改編します。開校する大阪市立水都国際は、グローバル探究科を新設し、募集人員は2学級80人です。新年度の定員が記載されている、堺市以南の旧第4学区の普通科系の高校と旧第4学区の生徒がよく行く専門学科の高校の年度別出願状況は別表をご覧ください。

2017futuu.gif

2017senmon_a.gif

2017senmon_b.gif

関連記事

Trackback

trackbackURL:http://kawauraks.blog55.fc2.com/tb.php/535-e53be8a6